はじめに
プログラミングにおいて、変数とデータ型は基本中の基本です。本記事では、Pythonの変数と主要なデータ型について解説します。これを理解することで、Pythonでのデータ操作がスムーズに行えるようになります。
変数の宣言と代入
Pythonでは、変数を使うことでデータを保存できます。変数の宣言と代入は以下のように行います：
# 変数の宣言と代入
x = 10
y = "Hello, World!"
z = 3.14変数名は、アルファベット、数字、アンダースコアを含むことができ、数字で始めることはできません。また、大文字と小文字は区別されます（例：Xとxは異なる変数です）。
主要なデータ型
Pythonにはいくつかの基本的なデータ型があります。以下に主なデータ型とその使い方を示します。
整数（int）
整数型は、整数を扱うデータ型です
age = 25浮動小数点数（float）
浮動小数点数型は、小数点を含む数値を扱います
pi = 3.14159文字列（str）
文字列型は、文字の列を扱います。シングルクオートまたはダブルクオートで囲みます。
greeting = "Hello, Python!"ブール値（bool）
ブール値型は、TrueまたはFalseのいずれかの値を取ります。
is_active = True型変換の方法
異なるデータ型間での変換が必要な場合、Pythonでは組み込み関数を使って型変換を行います。
# 整数から文字列へ
age = 25
age_str = str(age) # '25'
# 文字列から整数へ
price_str = "100"
price = int(price_str) # 100
# 整数から浮動小数点数へ
num = 10
num_float = float(num) # 10.0
Pythonでの変数とデータ型の操作
変数とデータ型の操作を理解するために、いくつかの例を見てみましょう。
# 数値型の操作
a = 10
b = 3.14
result = a + b # 13.14
# 文字列の結合
first_name = "John"
last_name = "Doe"
full_name = first_name + " " + last_name # "John Doe"
# ブール値の操作
is_sunny = True
is_rainy = False
can_go_outside = is_sunny and not is_rainy # True
まとめ
本記事では、Pythonの変数とデータ型について学びました。変数の宣言と代入、主要なデータ型の使い方、そして型変換の方法について理解できました。次回の記事では、文字列操作について詳しく解説します。
